2010年11月12日金曜日

移動音楽家の MacBook Air の使い方

今日から3日間、名古屋に移動する。
公演の打ち合わせ、稽古、ワークショップ、そしてミニライブの予定がふたつ、入っている。
ミニライブでは「ピアニストは MacBook Air 11" を使う(5)」にも書いたが、音源として MacBook Air 11” を使う予定。

で、Airを入手して初の本格的な移動使用となるのだが、通信手段について考えておきたい。
昨日、ふと気づいたのだが、MacBook Air 11" にはなんと、イーサネットのポートがない。
名古屋ではいつもビジネスホテルに泊まるのだが、そこではLANケーブルでネット接続が提供されている。ケーブルも部屋の机の引き出しに用意されていて、それを使うようにしていたのだが、Airはそれが使えないのだ。インターネット接続は無線LANでしかできない。
これはかなり徹底した設計思想だといえる。が、無線LAN環境のないところではどうすればいいか。現在はまだまだ公衆無線LAN環境が整っていない。

私の場合、BUFFALOのWiFiルーターを使っている。
写真のように、MacBook Air 11” の横に置くにはダサいデザインだが、機能はまあまあよい。バッテリーが長持ちするのもいい。
フル充電してからスイッチを入れっぱなしにして使ってみたことがあるが、5時間くらいは平気で動いてくれた。
これはFOMAの電波を使っていて、通信速度も3Gだから、そう速いというわけではない。が、大きなデータをやりとりするのでなければ問題はない。それに、FREESPOTの無線LANを検知すると自動的にWiFiに切り替えてくれるので、その場合はけっこう高速な通信が可能だ。
これのスイッチを入れてカバンやポケットに入れておけば、いつでも無線LAN経由でネットと接続できる。
またこのポケットWiFiはAirだけでなく、同時に iPhone や iPod touch なども使えるので、いちいちケーブルをささなくていいので便利だ。近くにいる知り合いと共有することもできる。

デザイン以外にもっともダサいのが、立ち上がりの遅さだ。
私のAirはスイッチオンから使用可能になるまで15秒しかかからないが(スリープからの復帰だと1秒)、このWiFiルーターは、いま計ったら、使用可能まで1分32秒かかった。

まぁともあれ、MacBook Air 11” とこのポケットWiFi一個をショルダーバックに突っこんで出かけ、いつでもどこでもネットにアクセスしながら通常のモード(テキスト入力、音楽や画像の編集、Keynote作成など)で仕事ができるというのは、恐ろしく画期的なことのように感じる。