2011年3月12日土曜日

福島原発の事故で我々はどうすればいいか・続き

祈りむなしく、最悪と思われる事態が起こってしまった。
電力会社も政府機関もこの期におよんでまったく正確な情報を出さないので推測するしかないのだが、テレビ映像(NNN)から見るかぎり、福島第一原発1号炉の原子炉建屋が水蒸気爆発もしくはそれに近い原因によって吹っとんだ。
原子炉本体になにが起こっているのかは不明。
炉心が崩壊しているなら大変だ。大量の放射線が放出されているだろう。
炉心が無事でも、これだけのダメージがあるならば、今後重大な炉心崩壊にいたる可能性は高い。

こうなったら、最悪の事態を想定して動いたほうがいい。
政府も企業も、残念ながら信用できない。彼らは国民のためではなく、自分の都合や利益のためにしか動かないことが、今回のことでもはっきりした。

最悪の事態とは、大量の放射線が事故現場から放出されることだ。
我々ができるのは、近隣の方はすみやかに逃げること。できれば風向きとは「直角」の方向に逃げること。
たとえば首都圏のような距離のある場所でも、天候と風向きに充分に注意を払うこと。必要なら迅速に行動すること。とくに若い女性と子どもには注意を払いたい。

不用意に危機意識をあおるつもりはない。が、事故にたいする意識はきちんと持ってほしい。
これは演習ではない。本当に事故が起こってしまったのだ。