2011年3月16日水曜日

災害時のメンタルケア・ワークの一日め、そしていろいろ

一昨日は私のこのブログを約35,000の人が見てくれたという記録が残っていて、びっくりした。多くの方が「災害時のメンタルケア」という文章にアクセスしたようだが、必要とされているものをお届けできて私もうれしい。

今日はその文章を作ってくれたソマティック・エクスペリエンス(SE)という心的ケアを勉強している方たちが羽根木の家にやってきて、無償でワークを行なってくれた。
午前中は一般参加者ではなく、SEの方たちといろいろな話をさせていただく。
私はSEそのものを知らなかったので、教えてもらったり、現代朗読のことを皆さんに知ってもらったり、NVCの説明をしたりと、おもに情報交換。お互いに協力できそうなことがたくさんあって、有意義だった。

その間に『音読・群読エチュード』の出版社ラピュータからメール連絡。
「地震の影響で関係製紙工場が水没するなどで、手配に苦慮しております。昨日の時点では、当初予定していたのとは別の紙を使うことでなんとか進行中とのことですが、印刷機も不調だそうで、まだいつできあがるかどうかという予定が見えてきていません」
とのことで、23日刊行予定だったそうだが、遅れそうだ。
まあこれは命に関わるような話ではないので、こちらが辛抱すればすむこと。

「災害時のメンタルケア」を音声化してはどうか、ということを思いつき、Twitterやmixiで呼びかけてみる。
すぐにレスポンスがあり、何人かが協力してくれることになった。
うちでも作るが、それぞれ個別に勝手に音声化して流してくれれば、目の不自由な方やストレスで文字を読めなくなっているような人にも届くかもしれない。

午後もメンタルケアのワークを2回。
Oeufs(うふ)の伊藤さやかも来てくれた。
来週25日(金)にOeufs(うふ)のライブ「春うふ2011」を大塚でやる予定だが、自粛もせず、普通にやりたいと考えている。被災していない地域の人間は、通常に生活をいとなみ、計画されたことはきちんと実行することが、結局は被災地支援になるのだと考えている。

伊藤さやかの希望(彼女が自腹を切る形)で、「春うふ2011」はチケット代無料にすることになった。
その分、来場いただける方には各自の裁量で義援金や支援物資に回していただければと思う。
楽しいライブにして、被災地に元気を送ります。

明日も羽根木の家で「災害時のメンタルケア 〜自分を取り戻すワーク〜」を開催する。
無料。
災害情報に接してつらい思いをしている方は、どなたも気兼ねなくどうぞ。詳細はこちら