2011年9月28日水曜日

現代朗読協会・東北被災地ツアー報告(8)

宿泊は三谷産業がとってくれた石巻グランドホテル。
 行ってみると、びっくりするくらい立派なホテルでした。より安価なホテルもいくつかあるらしいんですが、長期滞在者でどこもいっぱいで、ここしかとれなかったとのこと。そして全員、シングルをとっていただいてました。
 私たちはうれしいですが、なんだか申し訳ないような気分に。
 荷解きしたあと、夕食のために全員で駅前までぶらぶらと歩いていきました。
 石巻は漫画で町おこしをしているらしく、あちこちに漫画のキャラクターが立っています。とくに石ノ森章太郎の生誕地が隣町である登米市で、それにちなんで「サイボーグ009」や「仮面ライダー」が目につきます。

日曜日ということもあってか、駅前の食堂や居酒屋はどこもにぎわっていて、活気がありました。
 ようやく〈庄屋〉に8人分の席を見つけて入りました。
 こうなると、夕食というより、宴会というか懇親会のような雰囲気に。料理は宮城県だけあって、牛タンはもちろん、海の幸が豊富です。そして、ビール、焼酎、日本酒。
 堪能させていただきました。
三谷産業の松嶋さんは、執行取締役という重役にもかかわらず大変きさくな人で、おやじギャグを連発させてげろきょ女性陣をめろめろにしていました。都平さんも、学生時代ミュージカルをやっていたり、演劇が好きだということもあって、伊藤さやかとそちら方面の話に花を咲かせたりして、みんなで大盛り上がり。
 ここの店の人がまたおもしろく、なかでも井上時光さんというおじさん店員はノリがすばらしくよく、地酒の「墨迺江」をおごってくれたりしました。

 そんなこんなで、すっかり満足したげろきょメンバーは、ホテルにもどり、それぞれの部屋に帰って翌日にそなえ早めに休んだのでした。
(つづく)