2011年11月4日金曜日

げろきょ祭り「25人でひとつの演目をフリースタイルでやるってか」

オーラスは、この日まで一度もリハーサルをしていなかったんですが、ぶっつけ本番での「一年生たちとひよめ」です。しかも、これ、出演者25名が全員参加で。
 いったい、ひとつのテキストを25名が打ち合わせもなしで、どうやって読むというのでしょう。私にも予想がつきませんでしたが、これがなんと、おもしろくなったんですね。実際にライブを見た方はわかると思いますが、こうやってこれを読んでいるだけの方は想像つかないことと思います。次回はぜひ、げろきょのライブにお越しください(笑)。
 全員でわっとステージに出て、瀬尾明日香とまぁやが主導権を握ってはいましたが、みんなで一体となって「一年生たちとひよめ」をやり、お客さんも巻きこみ、そして全員で歌をうたって大団円。
 最後のご挨拶でちょっといったんですが、お客さんよりもたぶん出演している私たちのほうがたくさん楽しんでいたのだろうと思います。そういうことに対する罪悪感を持つ人もいますが、私たちはまず自分が楽しむ、そしてその明るく開かれた身体性が観客に伝わったとき、共感が生まれ、お客さんも楽しんでくれる、という考え方なのです。

 ご来場のみなさんに書いてもらったアンケート用紙から、一部、抜粋して紹介します。

■とても楽しかったです。長丁場でしたが、すべて聞きほれてしまいました。これが「身体性」ということだなと目からウロコのロードクでした。演出も興味深かったです。

■朗読の概念を打ち破る様なライブに、正直なところ、驚きました。ああ、これはJAZZだなぁと感じました。しかも私の好きなフリージャズに近いと思います。

■とても楽しませていただきました。絵本をお母さんに読んでもらっているような気持ちになれました。

■朗読会の公演は初めてでしたが、とても楽しく観ることができました。とてもバイタリティがあり、もう少し、広いステージで行なった方がより魅力が増すと思います。

■おもしろかったです。「第三夜」が怖く引きこまれました。「双子の星」好きな話だったので嬉しかったです。素敵でした。生ピアノ、良かったです。

■皆さん、それぞれ個性的で楽しかった。敦子さん、麻奈さん、明日香さん、ひづるさん、たくさんの方々、次もみてみたい方がいっぱい! ありがとうございました。元気になりました。

(つづく)