2016年3月27日日曜日

北陸帰省、みつばち、ピアノコンサート

月曜日から北陸の実家に帰省していた。
日曜日が春分の日で、月曜日はその振替休日だったのだが、朝の山手線も京急線もかなり混んでいた。
羽田=小松便も満席だった。
私をふくめ大勢の人が行ったり来たりしている。

去年の夏、河川敷の近くの畑のかぼちゃの花に日本みつばちが来ているのを目撃していて、このあたりに日本みつばちがいるのはわかっていた。
羽根木の家の日本みつばちが全滅してしまったので、今年は野生の日本みつばちの分封群の捕獲を試みてみようと思いたった。
そこで、捕獲用の待ち箱をどこかに置けないか、調べてみた。

山に近いほうのうちの畑のわきに梅の木がある。
白梅で、いまちょうど満開をすぎようとしている。
なにげなくその花を見たら、なんと日本みつばちが十数匹たかっているではないか。
花に頭を突っ込んで、盛んに蜜を吸っている。
後ろ足には花粉団子もくっつけている。
このあたりで日本みつばちを飼育している人はいないはずなので、野生のみつばちだ。
つまり、うまくすれば、分封群を捕獲できるかもしれない。
試してみる価値はありそうだ。

この畑の脇と、もっと山のほうの山林に囲まれた知人の畑の脇にも置いて試してみよう。
山林は杉の植林が多いが、手付かずの雑木林もたくさん残っている。
そこのちいさな梅の木にも日本みつばちが来ているのが確認できた。

水曜日は福井県立病院のエントランスホールにあるグランドピアノを弾きに行った。
3か月に1回のペースでボランティアコンサートを開いているのだ。
病院に問い合わせてわざわざ聴きに来てくれる人も何人かいて、まずは知った顔にご挨拶する。

午後1時半、スタート。
まずは即興演奏、なにもかんがえずに、音が出てくるままに。
このホールは響きがよく、弾いていて気持ちいい。
聴衆も職員の方々もあたたかく迎え入れてくれる。

2曲め以降は日本の唱歌のメロディをモチーフにした即興演奏を、トークを交えながらおこなう。
みなさん、熱心に聴いてくれている。
なかには点滴のスタンドを脇に置いて聴いている入院患者の方も、何人かいて、付き添いの看護師さんもいっしょに聴いてくれていた。

1時間の演奏を終えると、さすがに集中していたものがほどけ、疲れを感じたが、聴いてくれていた何人かの人から声をかけられてうれしくなる。
この日はとくに、ピアノの先生で、子どもたちといっしょに音楽をやっているという女性が、「あまりにすばらしくてまだ帰りたくないです」といって、いろいろな話を聞かせてくれた。
越前市の高野さんという方だったが、またお会いできるといいなあ。

疲れたが、帰宅してから手打ちそばを作って食べる。
つなぎのない十割そばで、大根のおろし汁に醤油を割りいれたものと刻みネギだけでいただく。
絶品。

木曜日は朝からふたたび飛行機で、小松=羽田と飛び、東京にもどる。
今回、行きも帰りも、空からの景色がすばらしく、堪能した。

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