2016年6月15日水曜日

羽根木での活動、外に向かう活動

先日の日曜日は、午前から羽根木の家で「表現者のための韓氏意拳講習会」をおこないました。
午後も引きつづき韓氏意拳初級講習会を開催しました。
ともに指導していただいたのは内田秀樹凖教練です。

私と内田先生をのぞいて参加者全員が女性というめずらしい日でした。
とはいえ、羽根木講習会はいつも女性が多い傾向があるのです。

午後はとくに会員講習会で、参加者は経験も長い人たちだったので、かなり深くてシビアな体認の稽古となりました。

「そのつもり」ではなく本当にリアルに、シビアに体認を深めること、「状態」に深く進入し、さらにさらに身体がまとまるようすを見ること、外からは止まっているような站椿式でも緊密な運動状態が進行中であることに目を向けること。
また、韓氏意拳の教学体型にそった座学もおもしろかったのです。
内田先生、ありがとうございました。

ところで、韓氏意拳の講習会もふくめて、羽根木の家ではさまざまな活動をおこなってきた。
メインは現代朗読のゼミや講座。
そして音読療法の活動。
NVCもしくは共感的コミュニケーションのワークや交流、そしてトレーナーやメンバーの滞在。
トランジションタウン運動やみつばち部の活動。

世田谷という東京の23区内にある住宅地のどまんなかに、奇跡のように残っている築90年の古民家です。
まわりの環境もよく、羽根木公園など緑地も多くて、エアコンはないけれど猛暑でもなんとかやりすごせる家です。
ただ、借家なので、いつ使えなくなるのかわからず、ここに根を張るような活動をつづけていけないのが唯一の気がかりです。

まあしかし、いずれの活動も、どうしてもこの羽根木の家という古民家でなければならない、ということはありません。
近くの区民センターやしかるべき施設を借りることもできます。
げんにもうすぐ開催の「音楽瞑想ワークショップ」は羽根木の家ではない場所でおこなう予定です。
広くてピアノがあって、静寂で暗闇が作れる場所が必要だからです。
これは6月25日(日)の開催です。

似たような環境として「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演は明大前のキッド・アイラック・アート・ホールのギャラリースペースでおこないます。
6月18日(土)の開催です。

また、朗読と音楽のライブや共感カフェのためには、ライブハウスやカフェなどに積極的に出かけるようにもなっています。
下北沢〈レディー・ジェーン〉では朗読の野々宮卯妙と新作テキストでのライブを6月26日(日)夜におこないます。

今月はこのようにイベントが多く、みなさんにもできるだけ来ていただけたらうれしいなと思っています。
いずれかの場所でお会いできることを楽しみにしてます。

音楽瞑想ワークショップ@世田谷新代田(6.25)
ピアニスト・小説家の水城ゆうが長年かけて「音楽瞑想」として結実させたワーク。深く自分自身の身体とこころにつながる体験を、よりわかりやすく楽しめる形で提供します。6月25日(土)午後、会場は新代田駅近く。