2016年8月25日木曜日

楽しい音声コンテンツの製作

それをお金にすることをかんがえなければ、ラジオドラマやオーディオブックの収録・製作はとっても楽しいのです。

もともと私はラジオ番組がコンテンツ製作のスタートで、スポンサーもついていて商業コンテンツの世界でしたが、実際にはスポンサーが番組に口出しすることはほとんどなく、自由に楽しくやらせてもらったのが、最初の経験としてはとてもよかったのです。
そんな楽しさを、多くの人に味わってもらいたいと思っています。
しかもいまは、かつてのプロ用機材も必要なく、安価な機材やアプリケーションでだれでも収録・製作ができますし、また作ったものをインターネットで自由に配信できるという夢のような時代です。

最近越してきた国立の仕事場は、大変静穏な環境で、防音ブースも不要です。
ここで環境を整えて、私はつぎのような音声コンテンツの収録・製作・配信をおこなっていこうとかんがえています。

・オーディオブック
・ラジオドラマ
・ネットライブ
・音楽コンテンツ
・映像コンテンツ

2001年からアイ文庫で製作をスタートしたオーディオブックは、すでに多くの作品がネットで流通していますが、収益性ということではまだまだむずかしいものがあります。
世界最大手のオーディブル・インクもアマゾンで販売に力を入れているようですが、どの程度の売り上げがあるのか、いまのところあまり大きな期待はできない状況のようです。

売ること、それで生活することをかんがえるとオーディオブックの製作は苦しくなりますが、朗読者の表現作品としてかんがえると、多くの人に愛聴されたり、末長く楽しんでもらえる可能性が生まれてきます。
音声表現者としてはこんなに心楽しいことはないのではないでしょうか。

ラジオドラマやネットライブは、まるで高校や大学の放送部のように仲間とわいわいと作りあげる楽しみがあります。
それをまた多くの人が楽しんでもらえると思うと、作る側も楽しいですね。

音楽コンテンツ、つまりかつてはCDに焼いたような音楽作品ですが、これはもう私が長年にわたっておこなってきたことです。
ひとりで作るのが私の性にあっています。
スタジオにこもってこつこつと、ひとりで演奏したり、音を重ねたりして、音楽を作るのです。

私が今後挑戦してみたいと思っているのは、映像コンテンツです。
映像詩のようなショートムービーを作ってみたいと思っています。
自分のテキストと音楽を使って、映像も自分で編集してみたいのです。
ただしこれには協力者が必要です。
テキストを読んでくれる人、場合によっては映像に出演してくれる人も必要になるかもしれません。
しかし、結局のところ、スタジオでこつこつと編集し、仕上げていく作業になるでしょう。

音楽と映像はともかく、オーディオブックやポッドキャスト、ラジオドラマなど音声コンテンツの収録・製作コースが、国立の家でスタートします。
毎月3回1テーマで、月ごとに4テーマの内容をかんがえています。
興味がある方はぜひご参加ください。

9月開催:音声コンテンツ製作コース「収録実践編」全3回(9.3/17/24)
オーディオブック、ラジオドラマ、ポッドキャスト、YouTubeやニコ動、Ustreamなどの動画配信など、音声を中心としたコンテンツを収録したり製作・配信するためのコースです。
毎月3回、テーマごとに完結するシリーズで、2016年9月は「収録実践編」ということで全3回開催します。