2017年9月19日火曜日

富士見台でいきいき音読ケアワーク

富士見台の高齢者介護施設まで、新人音読トレーナーのまなみさんとふたりで、音読療法の「いきいき音読ケアワーク」に行ってきました。
今日はほぼ常連さんばかりで、いつもに増してなごやかな雰囲気でいきいきとワークが進み、みなさんばかりかこちらまで軽い運動をしたあとのような、活発な身体が残りました。

来月は27日の予定です。
音読療法に興味がある方の現場見学を歓迎します。
その場合は、事前にボイスセラピー講座を受講していただくことをお願いします。

そのあたりで音読カフェも開催するかもしれません。 

韓氏意拳・野上明宏教練の中級講習会に行ってきた

今年から中級の有資格者となり、中級講習会の受講資格を得ていたのだが、なかなかタイミングが合わず、これまで参加できていなかった。

韓氏意拳は他の武道のような段や級といった小刻みな資格区分はなく、初級と中級というおおまかな区分があるだけだ。
初級から中級に進むにあたっても、厳密な試験のようなものはなく、だいたい入会から3年以上経過した会員を対象に韓氏意拳学会が資格認定をすることになっている。

講習会に参加しても、初級の者も中級の者も、あるいは体験参加の方も、やることはすべておなじで、差別されることはない。
もっとも、私の体験では、指導者は個々の内容によって微妙に要求を変えているようなところがあって、これは実に精妙な指導方法だと私は感じている。
ある程度できるようになっても、さらにその少し上を常に要求されていて、いつも深い体認を求められる。
結局自分の問題なのだが。

初級の稽古体系は非常によくできていて、これだけやっていても十分に「使える」ようになるといわれている。
そして初級だけでもきっちりと、十分に深いレベルで稽古をつづけていくのは、かなり大変だ。
とてもシンプルな体系で、自分本来の運動の可能性を深く探り、練っていくことになる。
生活のなかで染みついてしまっている習慣や、方法や、考えを手放し、本来の自然生命現象から発生する身体運動を見ていく。

中級に参加してみてわかったのは、運動がシンプルそのものから、いくつか組み合わさった複雑さを含んだものになっていて、その分、より精密な全体性への注目が必要とされる。
先日の野上先生の講習会は、台風が近づいているということもあってか、少人数での開催となり、私にとってはラッキーだった。
とても丁寧に、わかりやすく、中級体系の冒頭から指導していただいた。

中級も初級とおなじく、形体訓練があり、站椿があり、試力がある。
ただし、それぞれすこしずつ、初級より複雑な内容になっている。

複雑なものを、体認できないまま無理に形をなぞっても、なんの意味もない。
稽古にすらならない。
そういうときは、いっそ、初級にもどって体認を深めたほうがいい。
一方で、中級体系というバリエーションを自主稽古のなかに取りいれられるのは、稽古の幅が大きくなったような気がしてありがたい。

私にはまだまったく中級の稽古をきちんとできるまで至っていないので、これから機会をとらえて中級講習会にも積極的に参加したいと思っている。
とはいえ、基本は初級の稽古であり、そこからはずれることはできない。
初級ですらまだまだ至らないところが多々ありすぎる。

2017年9月18日月曜日

麻ひものスマホポーチを編む

急に涼しくなって(今日は暑かったけど)、ふたたび編物シーズンがやってきた。
まずは手慣らしに、麻紐のスマホポーチ作りから。
自分用をまず一個作って、あとはどんどん人にあげる用を作る。
ツートンにしてみた。
けっこうかわいいじゃん。

昼は簡単にキャベツとツナのスパゲティ。
そして午後は共感セッションをギフト交換で。
タイ古式マッサージをしてもらって、気持ちよか。
全身のバランスが整った感じ。
ありがたや。

あした農場の採蜜イベント

町田のあした農場まで日本みつばちの採蜜イベントに行ってきました。
あした農場の巣箱の最上段を一段、いただきました。
日本みつばちに興味を持っている方がおおぜい参加していて、にぎやかでした。
台風が通過して、晴れてよかった。

みつばち部の巣箱は、内検したらまだ一段くらい余裕があって、このまま継箱も採蜜もせずに余裕をもって冬越しさせたほうがいいかも。
ともあれ、ひっきりなしに花粉や蜜を運ぶ働き蜂が出入りしていて、とっても元気です。
虫が元気で暮らせる環境を大切にしたい。

2017年9月11日月曜日

見樹院での「平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション」が終了

NVCジャパン主催の国際集中トレーニング合宿「IIT Japan 2017」のサポートのために企画された表題のイベントが、無事に終了した。

IIT Japan 2017 は熱海の会場で100人以上が集まって、9泊10日というかなりまとまった期間に、かなりまとまったNVCの学びとトレーニングを受ける合宿で、費用もそれなりにかかる。
参加したいのに、経済的理由で参加できない、という人をなくすためにさまざまな仕掛けがされているのだが、「セルフファンディング」という企画もそのひとつだ。
費用が必要な人たちがあらかじめ申告して、自分たちで自分たちの参加費用をいろいろな方法で作っていこう、という計画で、もちろんそのなかには寄付を受けるということも含まれている。

今回の見樹院のイベントは、収益をそっくりそのままこのセルフファンディングのお財布に寄付することになっていて、定員を超える大勢の方に参加してもらえてありがたかった。
みなさんの参加費は、日本や日本発世界に非暴力と平和のタネをまくイベントに参加する人たちのために使われる、ということだ。

このイベントが見樹院で開催されることに決まったのには、ひとつのストーリーがある。
小石川にある浄土宗のお寺・見樹院には、私は昨年来、何度も通っていた。
というのは、滑川直子さんが主催の「ガイアシンフォニー 地球交響曲」の連続上映会がこちらで催されていて、たまたまタイミングがうまくあって、私はその第一番から第七番まで欠かすことなくずっと見樹院で観てこれていた。

さて、第八番はどうだろう、と思っていたら、たまたまIITのためのコラボ企画の日程が、ばっちり重なってしまっていることが判明した。
コラボ企画は出演者である鈴木重子、野々宮卯妙、私の三人のスケジュールの都合で、会場より先に日程だけ決まってしまっていたのだ。

それを聞いた直子さんが、
「私も行きたいのに行けない。ならいっそ、同じ日に見樹院でやってはどうか」
ということを思いついて、提案してくれたのだ。
うまい具合に、映画上映の昼の部と夜の部の間に、たっぷり4時間くらいの空き時間がある。
ここにすっぽりはめこめば、やってやれないことはない、映画と両方観てもらえる人もいるかもしれない、ということで、9月8日金曜日の午後4時半スタート、というやや中途半端な時間におこなうことが決まったのだった。

見樹院にはピアノがない。
そこで、前日にピアノやスタンド、スピーカー、ケーブル類などの機材をあらかじめ搬入することになった。
ついでに音響のテスト、段取りリハーサルなどもおこなった。

当日、私は昼の部のガイアシンフォニー第八番を観る気まんまんでいたのだが、さすがにイベントの準備があって、それは断念した。
かくして、見樹院でのガイアシンフォニー連続鑑賞が、ここで欠番となった。

午後2時にイベントをサポートしてくれるみなさんが集合。
すでに本堂では上映会がはじまっていた。

3時すぎに上映会終了。
すぐに機材を運んだり、販売物をならべたり、準備。
音響や照明の準備と確認。
そして、かるく段取りリハーサル。

4時会場、4時半スタートと、とどこおりなく進捗。
ほぼ定刻に、私はピアノにすわった。
まず、私が即興で一曲。
そのあと、重子さんと野々宮が出てきて、すこし話したあと、音楽瞑想からスタート。

内容は瞑想あり、朗読あり、身体表現あり、声あり、曲ありの、バラエティに富んだもので、とくに鈴木重子さんのファンの方にとって普段あまり接したことのない重子さんを見ることができたのではないだろうか。
私の作品も「青い空、白い雲」「たとえお前が僕の敵だとしても」「祈る人」などを取りあげてもらって、みんなでやれたのは楽しかった。
とくに最後の「祈る人」では、私はなぜか特別なフロー状態に進入していて、これまでめったに体験することのなかったような濃密な「いまここ」の集中を味わうことができた。
あまりに深い集中だったので、終わった瞬間、立ちあがること話すこともできないような感じだった。

とにかく、特別で貴重な時間をすごすことができたことを、共演者とお手伝いいただいたスタッフのみなさんと、そしてご参加いただいた皆さんに深く感謝したい。
自分がすこしでも、この世がよい方向に動くお手伝いができたかと思うと、幸福を感じる。

2017年9月10日日曜日

YouTube:共感勉強会「日常のなかでいつでも共感でつながる」

2017年9月5日。
毎月、恒例の「こすぎ大学おしゃべり部」での共感的コミュニケーションの勉強会を、部員の高橋さんの武蔵小杉の個人宅で開催しています。
部員でなくても、共感的コミュニケーションに興味がある方ならどなたも参加歓迎です。

毎回少人数で、じっくりと深い学びの場になっていますが、今回は初参加の方がいらっしゃいました。
本や基礎的なワークショップに出たことがあるということだったので、実践的に日常生活のなかで共感しあう練習ができることや、実際に共感してつながるということはどういうことなのか、という話をしました。
その部分を記録映像から抜粋してご紹介します。

映像はこちら

2017年9月9日土曜日

「水色文庫」からたくさん読まれてうれしい

なぜかわかんないけど、このところ立てつづけに、私の「水色文庫」から朗読しました、あるいは朗読したい、というお知らせが来ます。
水色文庫の作品は著作使用権を開放しているので、わざわざ知らせなくても自由に読んでいただいていいんですが(実際にそうやっている人がたくさんいるようです)、お知らせいただくのもうれしいものです。

YouTubeに映像付きで配信した、というのや、スマホのアプリで最近「RadioTalk」というものがリリースされたようなんだけど、そちらで読んでいる、というお知らせがあったりして、朗読したい人の発表の場もいろいろあるんだなあと感じるしだいです。

いずれにしても、朗読はオリジナリティですよ!
自分自身につながって、自分にしかできない表現をやってみたいという人は、一度水城ゼミに参加してみてください。

9月開催:水城ゼミ(9.21)
朗読や群読などの身体表現を用いていまこの瞬間の自分自身をのびやかに表現するための研究の場・水城ゼミ、9月の開催は21(木)/23(土)/28(木)、いずれも10時半から約2時間。

2017年9月8日金曜日

YouTube:共感勉強会「感情とニーズのリストの使い方」

2017年9月4日にNPO法人プレーパークせたがやで働くプレーワーカーや事務局、理事の方たちと、共感的コミュニケーション(NVC)の勉強会を世田谷ボランティアセンターでおこないました。

共感的コミュニケーションの勉強会でよく配布して使う「感情とニーズ」のリスト、またはカードのようなものがあります。
そこには「感情のことば」「ニーズ」の単語が書かれていますが、それをどう扱えばいいのか、どうしても「ことば」にとらわれてしまいがちな傾向をどうすればいいのか、について話している部分を、記録映像から抜粋してご紹介します。

映像はこちら

2017年9月7日木曜日

YouTube:共感勉強会「お互いのニーズがぶつかったとき」

2017年9月4日にNPO法人プレーパークせたがやで働くプレーワーカーや事務局、理事の方たちと、共感的コミュニケーション(NVC)の勉強会を世田谷ボランティアセンターでおこないました。

そのなかで話した「お互いのニーズがぶつかったときはどうするのか」について、記録映像から抜粋してご紹介します。

映像はこちら

2017年9月6日水曜日

YouTube:共感勉強会「暴力/非暴力とはどういうことか」

2017年9月4日にNPO法人プレーパークせたがやで働くプレーワーカーや事務局、理事の方たちと、共感的コミュニケーション(NVC)の勉強会を世田谷ボランティアセンターでおこないました。
若い方々が多く、とても楽しく、いきいきとやらせていただきました。
今後のみなさんの活動にすこしでもお役に立てることを願っています。

その最初のほうで話した「暴力的であることと暴力的でないことの違い、その定義」について、記録映像から抜粋してご紹介します。

映像はこちら

2017年9月5日火曜日

実家音読カフェと病院コンサート

前回の北陸実家帰省では、恒例の音読カフェと福井県立病院でのボランティアコンサートをおこなってきた。

音読カフェは昨年11月からスタートしたもので、毎回4、5人の常連さんと、たまに新規参加の方も来ていただいている。
音読療法と共感的コミュニケーションをベースにした心身の健康法と語らいの場だ。
毎回、まずお互いの近況報告をしてから、音読療法の呼吸法、発声、音読エチュードでちょっとした体操くらいの音読運動をやっている。
そう、音読というのは運動なのだ。
そして、部分ではなく、全体を意識するための運動として、とても利用価値がある。
なにより、知的好奇心も刺激されるのが、ご年配の方々にも支持されている。

今回は夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭部分を音読エチュードに用いた。
普通に読む、交代で読む、ずらして読む、お経のように息継ぎやイントネーションなしにフラットに読む、動きながら読む、さまざまなエチュードが音読療法にはあるが、いずれもやればやるだけ心身への気づきが増し、どんどん「活態」になっていくという特徴がある。
音読って簡単なのにすごいんだぜー。

ひと段落ついたら、お茶とお茶菓子をいただきながら、みなさんとお話。
うれしかったこととか、気がかりなことを、お互いに共感的に話したり聞いたりする。
この時間がまたみなさん、楽しそうなんだなあ。
月に一回の楽しみのようになっているらしい。
週に一回でもいいよね、きっと。
私がいなくてもやってくれるといいんだけど。
だれか音読トレーナーがひとりいればいいのだ。

参加費はひとり千円いただいているが、それはこちらの経費・収益となる。
それでもってささやかながら継続性を確保できればいい。
音読カフェが全国に広がっていくことを、私は望んでいる。

一方、こちらは完全なボランティア活動だが、恒例となった福井県立病院でのピアノコンサートもおこなってきた。
こちらは2013年から足掛け5年の継続的イベントとなった。
季節の日本の童謡や唱歌、世界の民謡やスタンダードナンバー、そして私のオリジナルナンバーなども交え、あらかじめ準備されてはいない即興アレンジで進行するソロピアノコンサートで、演奏家である私にとっても大切な機会となっている。
数か月に一度というチャンスではあるが、振り返ってみればこのコンサートがあることがピアニストとしての私にとってはひとつのアクセントになっている。
5年前の演奏と比べると、現在の演奏はずいぶん違う感じがするだろう。

このところ、毎回かならず日程を確認してわざわざ聴きに来てくれる方が何人かいらして、今回もそのみなさんにお目にかかれてうれしかった。
毎回、お会いするたびにありがたく、終わるたびに別れがたいような名残惜しさに包まれる。

次回は病院側の都合で、3か月後ではなく、2か月後の10月におこなうことが決まった。
10月17日(火)午後1時半から、福井県立病院にて。
お近くの方はご都合つけてぜひいらしてください。

呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を学び、身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。9月16日(土)10時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。

『浸透記憶』新装版、Kindleからリリース

アマゾンKindleから『浸透記憶』の新装版があらたにリリースされました。
そのための作業を、今年のはじめのほうからずっと、コツコツと、時間を見つけてはつづけてきていたんですが、さすがにもう一気にやっつけてしまおうという気分になって、一昨日丸一日かけて最終作業に集中してみました。

最終校正として、アタマからずっと読みながらちょこちょこと手直しし、そして電子ブックのデータ形式「ePubデータ」に仕上げたのです。
その作業で、非常に重苦しい気分になってしまいました。

そうです、大変重苦しい小説なのです。
サスペンスSFです。
やばいことが次から次へと起こります。
気の弱い人は読まないでください。
まじです、これは警告です。
あと、読みはじめたら止まらなくなってしまうので、読みはじめる時間帯などはご注意ください。

アマゾンKindleから配信中、新装版『浸透記憶』500円。

2017年9月4日月曜日

舞踊家・金野泰史ソロ公演〈しせい〉を観てきた

2017年9月2日、土曜日夜。
小田急線の千歳船橋〈APOCシアター〉まで金野泰史くんの舞踊公演というか、舞台、を観に行ってきた。
以下、論評ではなく、あくまで私の個人的な印象記であることを、まずおことわりしておく。

金野くんと最初に知り合ったのは、彼が私の共感的コミュニケーションの勉強会に来てくれたときだった。
2年半くらい前になるだろうか。
私がまだ世田谷の羽根木の家に住んでいたとき、そこに来てくれたのだ。

その後、何度か勉強会にも来てくれたが、私がおこなっている朗読との即興パフォーマンスにも興味を持ってくれて、去年の3月、東日本大震災からちょうど5年ということで彼が開催したイベントに、パフォーマーとして私と野々宮卯妙を呼んでもらった。
そのとき初めて、私は彼の踊りを見た。
すばらしいインパクトがあったと記憶している。
ダンサーとしての肉体造形もすばらしく、彼はおそらくそのことを意識して、生活の糧として肉体労働を選びとっている。

また彼は私が稽古に取りくんでいた韓氏意拳にも興味をしめして、講習会に体験に来たあと、すぐに入会し、いまでも韓氏意拳の稽古仲間である。

そんな関係だが、ソロ公演を観るのは今回が最初だ。
演劇公演に何度か客演として出ていて、案内ももらっていたが、タイミングが合わなかったのと、劇作のコマとしての彼に積極的に興味が持てなかったということもある。

APOCは小さなハコで、客席は満席になっていた。
客は若い女性が多く、男性もいたけれどだいたいは中年より若い層で、スタッフの上原くん他をのぞいて知り合いは見事にひとりもいなかった(と思う)。
そんなのかんけーねーとステージに注目した。

ステージは意味ありげに客席とのあいだに紗幕が吊るされ、その奥にはテレビで金野くんのこれまでの公演映像の抜粋が流されている。
開演時間になると、上原くんともうひとりの男性が紗幕の両脇に陣取り、ことさら紗幕のほうを向いて視線を固定したまますわった。

スモークがたかれる音と匂い。
それから音響が変化し、金野くんが登場。
上手のほうにかしこまって、
「本日は……」
みたいなあらたまった挨拶。
声、出すのかよ、みたいな、ちょっとおかしくなったのをこらえていると、照明と音響が変化して、踊りが始まった。

現代音楽風のドローンのような音響のなかで、金野くんが声を発する。
またもや、声、出すのかよ、と思ったけれど、あとは最後まで発声はなかった。

そこから始まった踊り。
仕込みの音響、両サイドからの照明、天井からのプロジェクター投影、紗幕、これまでの集大成といわんばかりのいくつかのタイプのダンスが音響とともに切りかわっていく構成。
そういった記号的な仕掛けのなかで、しかし、まぎれもなく金野泰史というかよわい生命存在の痛々しさが、観客に提示されていく。

見るからに筋骨隆々で、うらやましいくらいたくましく、上背も立派な金野くんという肉体存在が、自分自身の生命のあやうさと迷いを無防備にさらけだす瞬間が何度かあって、私は心を打たれた。
なぜ心を打たれたかというと、私は彼ほど立派な肉体を持ってはいないけれど、本質的には似たような繊細で、か弱く、あやうい、すぐに生きまどう生命を自分のなかに抱え、またそこからどうしても逃れられない運命を生きているからだろう。

およそ1時間の公演中、私はずっと心を動かされつづけ、目を離すことができず、まわりの若いオーディエンスたちとのギャップのことも忘れ、居心地の悪い座席に耐えて座っていた。
よいものを見せてもらった。
金野くんからの、命の贈りものとして、私は受け取った。
ありがとう、金野泰史くん。

2017年9月2日土曜日

現代朗読ゼミあらため

毎月6回くらいのペースで現代朗読ゼミを開催していますが、この名称をあらためることにしました。
名称に「朗読」とついていると、朗読教室のようなものだと思って来てしまう人がいるのです。

たしかに朗読の研究をしている場でもあるんですが、いわゆる朗読教室のようなものを期待して来てくれた方にとっては「なんじゃこりゃ〜」という内容であることは確かです。
朗読の研究ではあるんですが、より正確にいえば、朗読という表現行為を通して「自分自身を表現すること」の研究の場であるということです。

朗読を筆頭としていますが、それだけでなく音楽も、ダンスも、また文学も、ゼミでおこなっている研究対象に含まれます。
朗読という表現行為を通してえられた気づきは、その他さまざまな表現にそのまま適用できるのです。
げんに私自身、朗読者ではありません。
私自身はピアノ演奏、テキスト表現、あるいは日常のコミュニケーションをふくむ言語や身体的表現に、この場での気づきがとても役立っています。

ゼミでおこなう「朗読行為をとおして自分自身を知る」「自分とつながる」「のびやかさを学ぶ」「無防備な共感の世界で表現する」といったトレーニングは、「朗読教室」とひとくくりにできないものにちがいありません。
なので、今後はたんに「水城ゼミ」としておきます。
ほかになにかいいネーミングがあればいいんだけど、いまのところ思いつかないので、もしどなたかいい名称を思いついたら教えてください。

そして今後、水城ゼミをふくむすべてのイベントを、基本的にオンラインでも参加できるようにしていきます。
どうぞ気楽なご参加、お待ちしてます。

※水城ゼミについてはこちらをご覧ください。

宅録オーディオブック

オーディオブックの収録を再開している。
コンテンツは山田風太郎の『甲賀忍法帖』、朗読は野々宮卯妙。

アイ文庫オーディオブックの収録製作をスタートさせたのは2001年ごろ。
スタジオを借りるだけの財力はなかったので、当然宅録。
豪徳寺のワンルームマンションでハードディスクレコーダーとダイナミックマイクを使って、家内工業的に収録した。
そのコンテンツはいまでも流通していて、音質こそそこそこだが、オーディオブックとしては十分楽しめるクオリティだと思う。

その後、収録環境と機材は飛躍的に向上したが、オーディオブックマーケットは一向に伸びなかった。
本の内容を伝える情報コンテンツというより、読み手の朗読表現作品として手間ひまかけて製作していたアイ文庫の姿勢は、なかなか(そしていまだに)受け入れられることは少ない。
が、私はこの姿勢を変えるつもりはない。

先日、ちょっと長いドライブをする機会があった。
いつもはラジオか音楽を聴くのだが、ふと、過去に作ったオーディオブックを聴いてみようと思った。
水城ゼミのメンバーは私とアイ文庫が作ったすべてのオーディオブックコンテンツにアクセスできるように、順次作業しているところだが、すでに作業ずみのなかに太宰治の『富嶽百景』があった。
それを聴いてみようと思った。
朗読は名古屋の怪優・榊原忠美。

「富士には月見草がよく似合う」
というフレーズで有名な太宰の小説、というか随筆というか、日記のようなものだが、私はなぜだかこれが太宰の書いたもののなかでももっとも気にいっている。
なので、これまでにも何度か読んでいるし、このコンテンツの収録にも立ちあっている。
編集作業もおこなったし、なによりこのコンテンツのためにオリジナルの音楽も作ったりした。

あらためて聴いてみると懐かしい感じがしたが、ふと気がついたら、不覚にも泣きそうになっていた。
なんだろう、これは、いままでに味わったことのない感じだ。
運転しているという状況で、ほかに邪魔されることなく集中して聴いていたせいだろうか。
そのテキストがすっと、まるで太宰がそこにいて話しているかのように、素直にはいってくる。

あらためて、太宰という、一種情けないところのある作家の体温を感じる。
彼もわかっていたであろう自分自身の情けなさ、だらしなさ、かといって繊細すぎて深い傷を負ってしまう生き方、それをかっこつけて取りつくろおうとするそのこと自体をも明らかに書いてしまう露悪趣味に近い正直さと、無防備さ。
それが、榊原忠美という役者の声=身体をとおして、こちらの身体へとダイレクトに伝わってくる。

数時間のドライブだったが、よい体験だった。
オーディオブックを作りつづけてきて、一時はその世界から離れようと思ったこともあったけれど、いやいやこれは自分の仕事としてつづけられる限りつづけたいことなのだと、あらためて確認できた体験だった。

朗読や群読などの身体表現を用いていまこの瞬間の自分自身をのびやかに表現するための研究の場・水城ゼミ、9月の開催は9月2(土)/7(木)/9(土)/21(木)/23(土)/28(木)、いずれも10時半から約2時間。

2017年9月1日金曜日

毎月恒例・共感ウィークのお知らせ

最近の傾向なんですが、なんとなく月の前半のほうに共感的コミュニケーション(NVC)関連のイベントが集まっていまして、これを共感ウィークと勝手に呼んでいます。
まとめて学んだり、練習したり、あるいは触れてみることのできるチャンスがつづくので、ご都合つく方はどこかでお会いできるとうれしいです。

まずは私のベースである国立・春野亭もしくはオンラインで開催する「共感サロン」が、9月も6回開催します。
共感的コミュニケーション(NVC)を体系的に学ぶ、というよりは、みなさんの生活や仕事のなかで起こる実際的な対立や気がかりについて具体的に取りあげ、共感的に聴くことで、実践的に身につけてもらおうという場です。
ただ共感的に聴いてもらいたいことがある方にもおすすめです。
実際に「共感される」という体験をたくさんすることが、自分でも共感できるようになるポイントになります。
9月は2(土)18時/5(火)11時/8(金)/19時半9(土)18時/23(土)18時/28(木)19時半、いずれも約2時間です。

9月5日(火)夜は、川崎市・武蔵小杉在住の高橋喜宣さんが自宅で主催してくれている共感的コミュニケーションの勉強会「こすぎの大学共感サロン」です。
個人宅での開催ですが、どなたも参加歓迎です。

9月6日(水)午後は、下北沢〈かまいキッチン〉での共感カフェです。
お子さん連れも歓迎です。

共感カフェがつづきますが、9月7日(木)の午後は、東松原在住で自宅をイベントに開いている星寿美さん宅での共感カフェです。
個人宅での開催ですが、どなたも参加歓迎です。

共感的コミュニケーションをベースにした執筆ワークショップもあります。
「自分とつながるテキストライティングWS」は9月3日(日)に、国立・春野亭およびオンラインで6時間にわたって、じっくりとおこないます。

最後に、これは大プッシュで、ぜひみなさんに来ていただきたいイベントですが、9月8日(金)午後に小石川の見樹院というお寺の本堂で「平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション企画」をおこないます。
歌手の鈴木重子と朗読家の野々宮卯妙、即興ピアニストの水城ゆうのトリオによるトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション企画です。
平和を願い伝える内容で、子どもたちに楽しんでもらえるものにしたいと思っています。

みなさんのお越しを心からお待ちしています。

2017年8月31日木曜日

名古屋でボイスセラピー講座を開催した

今年の3月に名古屋で朗読のワークショップ「沈黙[朗読X音楽]瞑想」コンサートをおこなったときに参加してくれた水野生惠さんが、音読療法に興味を持ってくれて、私に講座開催を打診してきてくれた。
ちょうど母が介護施設に入所し、私は母が使っていた車をそのまま引きとって東京・国立と福井を車で行ったりきたりするようになったところだったので、生惠さんの自宅がある名古屋はちょうど通り道になっていて、都合がよかった。

生惠さんは名古屋市の天白区にある古い民家を、住み開きのように使って自分のヒーリング個人セッションやさまざまなワークショップをおこなっていて、そこに私も呼んでもらったわけだ。

ボイスセラピー講座はだいたい毎月、現在は国立の会場で開催している。
この講座を受講した方を対象に、音読トレーナー養成講座という、資格取得のための講座も開催しているが、こちらは不定期で、要望があれば参加者の日程を調整して随時開催することになっている。
トレーナー養成講座は丸二日間の合宿形式でおこなうことが多いが、ボイスセラピー講座は所用時間が休憩を含めてだいたい5時間くらい。

この日もスタート時間が午前10時、終了予定が午後3時という予定になっていた。
私は東京・国立を午前5時くらいに出発して、ゆっくり休憩を取りながら10時前に無事に到着した。
国立・名古屋間は、通常、4時間くらいの所有時間だ。
休憩をみこんで5時間あれば、アクシデントがなければ余裕で行ける。
東京から同乗して名古屋の講座に出たい人もいるかと思ったのだが、今回はだれもいなかったので、私ひとりで向かった。

先月、鈴鹿で共感カフェを主催してくれた恵理子さんも、鈴鹿から車で駆けつけて参加してくれた。

生惠さんが講座のために提供してくれた場所は、座敷をふた部屋ぶち抜いた畳の部屋で、壁には生惠さんのアロマテラピーの覚書のようなものがたくさん貼ってある。
古い家だが、清潔に保たれていて、しつらえも心がゆき届いている感じがあって、とても居心地がいい空間だ。
そんな場所で、10時からみっちりと音読療法について伝え、体験してもらい、疑問点に答えたりした。

途中、昼食休憩をはさみ、気がついたら予定の午後3時を回っていた。
そこから自由な質疑応答や交流の時間となり、終わったのは結局、午後5時すぎだった。
みなさん、熱心に付き合ってくれて、本当にありがたかった。

ボイスセラピーだけでなく、テキストライティングや共感カフェなどにも興味を持っていただけたので、また機会を作って生惠さんの家でなにかを開催することがありそうだ。
勝手ながら、私の活動の拠点のひとつとして親しみを感じはじめているので、今後もどうぞよろしく、なのだ。

次回のボイスセラピー講座は9月16日(土)、東京・国立での開催予定。
詳細と申し込みはこちらから。

2017年8月30日水曜日

映画「For the next 7 Generations」を小石川の見樹院で観た

「食といのちを考える会」の滑川直子さんが主催して小石川の浄土宗のお寺〈見樹院〉でおこなわれた「For the next 7 Generations」”世界を癒す13人のおばあちゃん”の上映会に行ってきた。
この映画の日本語版の制作にあたり、日本でも13人のおばあちゃんのイベントを開催した龍村ゆかりさんのトーク付きの上映会で、ゆかりさんは私とはNVCの仲間でもある。

行ってみたら、知り合いがたくさん来ていてびっくりしたんだけど、スタッフの男性をのぞいて、お客で私以外に男がひとりもいなかったので驚いた。
まあ、平日の日中ではあったけれど、それにしても、ねー。

この上映会がおこなわれるようになったきっかけは、じつは私が関わっている。
10月21日に茅ヶ崎で「THE草料理合宿@リベンデル」というイベントをご一緒するかわしまよう子さんが、しばらく前に国立春野亭に滞在していたとき、たまたま町田あした農場に日本みつばちの世話に行く機会があった。
よう子さんをお誘いしたら、興味しんしんで「行く」と即答。
車に乗って国立を出発、途中、谷保駅まで電車で来ていた滑川直子さんをピックアップ。

直子さんはみつばち部員でもあり、この日たまたま、あした農場のみつばち内検に参加することになっていた。
直子さんとよう子さんは初対面。
しかし、道中、車のなかで映画の話でなにやら盛り上がっているようすだった。
私は詳しく聞いていなかったのだが、そのときにどうやら、よう子さんが「13人のおばあちゃん」がおもしろいよという話を直子さんにして、その日本語版の制作者が龍村ゆかりさんであったことから、直子さんがその場で見樹院での上映会を決意した、ということだと思う(あとから聞いた話を総合して)。

見樹院では直子さんはゆかりさんの夫で映画監督の龍村仁さんが作っている映画「ガイアシンフォニー 地球交響曲」の連続上映会を開いていて、私はたまたまうまい具合にスケジュールが合って、その第一回から第七回まですべての上映会に参加できていた。
最終回となる第八回の上映会がこの9月8日に決まっていて、しかし、この回だけ私は参加できそうになかった。
というのは、9月8日に私と、歌手の鈴木重子さん、朗読家の野々宮卯妙の3人で、「平和のトークとセッション」のイベントをやることが決まっていたからだ。
しかし、会場はまだ決まっていなかった。

そんなとき、直子さんが、第八回の上映会の合間にコンサートをやっては? という提案をくれたのだ。
昼の部の上映会が13時から、夜の部の上映会が19時からとなっていて、そのあいだの15時すぎから19時前までの時間がすっぽりあいているのだ。
そして直子さんは、自分もイベントを見たい、聴きたいという願いがあって、「ここでぜひ」ということになった。
もちろん私たちもありがたい話で、会場の音響なども大丈夫そうなので、9月8日にガイアシンフォニーといっしょに平和のイベントをやらせてもらうことが決まった。

ゆかりさんの上映会も、平和のイベントも、じつはNVCジャパンが主催する国際集中トレーニング合宿(IIT)を支援する目的があった。
セルフファンディングという計画が動いていて、合宿に参加する費用をさまざまな形で捻出したり補助したりして、みんなの財布にいれていこうというNVC的な計画だ。
経済的にめぐまれていない人も、めぐまれている人も、みんなひとつの財布につながって、お互いに大事にしあえるつながりを、金銭面でも作りたいというねらいがある。

私たち3人のイベントも、収益を全額、IITセルフファンディングの財布に寄付することになっていた。
ゆかりさんの上映会の収益も。
いろいろな偶然がおもしろいチャンスを作り、クリエイティブでさらにつながりを生む場が実現したというわけだ。

そんなわけで、9月8日(金)午後には、「鈴木重子×野々宮卯妙×水城ゆう〜平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション」と「ガイアシンフォニー第八番」の上映会にぜひお越しください。
まだお席には若干余裕があります。
子連れ参加歓迎です。

平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション企画@小石川・見樹院(9.8)
歌手の鈴木重子と朗読家の野々宮卯妙、即興ピアニストの水城ゆうのトリオによるトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション企画です。平和を願い伝える内容で、子どもたちに楽しんでもらえるものにしたいと思っています。小石川の浄土宗のお寺・見樹院の本堂でおこないます。

YouTube:ピアノ演奏「ふるさと」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

約1時間のコンサートの最後に演奏した「ふるさと」(作詞・高野辰之/作曲・岡野貞一)の即興アレンジ演奏をお送りします。
映像はこちら

2017年8月29日火曜日

YouTube:ピアノ演奏「竹田の子守唄〜」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

「竹田の子守唄」の即興アレンジ演奏をお送りします。エンディングで別の曲(童謡)がなぜか登場します。
映像はこちら

2017年8月28日月曜日

テキスト・ブック・出版関連の勉強会がつづきます

小説やエッセイやブログを書いたり、書いたものを電子ブックや紙本として自分で出版したり、書くことによって自分自身を知り、つながる練習をしたり、といった講座や勉強会がいくつかつづくので、紹介させていただきます。

まず、今週木曜日・8月31日の夜は、オンラインで「自力出版」について学ぶ全3回講座の初回です。
完全オンラインなので、自宅にいながらにして参加できます。
遠方の方も歓迎です。
アプリやサイトなどの実際の操作を、画面共有しながら具体的に示し進めていくので、わかりやすいですし、わからないことがあればいつでも質問してもらえます。
詳細と申し込みはこちら

だいたい毎月1回開催している「自分とつながるテキストライティング」ワークショップは、文字どおり、書くことを通して自分自身を知り、自分につながるための練習をやってみるワークショップです。
さまざまに工夫されたライティング・ワークをおこないます。
いつも、みなさんの文章表現が見るみる変化していくのは、私としても大きな喜びです。
9月3日(日)午前11時から開催します。
こちらはリアル参加でもオンライン参加でも、どちらでも都合のよいほうを選べます。
詳細と申し込みはこちら

毎月3回、定期的に開催している身体文章塾は、単発体験参加もできます。
このところ、参加者も少しずつ増えてきています。
みなさん、それぞれ書きたいものが違っていたり、あるいは書きたいけれどなにをどう書いていいかわからない、といったさまざまなニーズに共感的にこたえる場を心がけています。
長編出版をめざして書きつづけている人たちもいて、おたがいに励みとなるといいですね。
詳細と申し込みはこちら

YouTube:ピアノ演奏「浜辺の歌」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

林古渓作詩、成田為三作曲による「浜辺の歌」の即興アレンジ演奏をお送りします。
映像はこちら

2017年8月27日日曜日

YouTube:ピアノ演奏「Into Your Mind」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

4曲めに演奏したオリジナル曲「Into Your Mind」の即興アレンジ演奏をお送りします。
詞もある歌曲なんですが、演奏のみで。
映像はこちら

2017年8月26日土曜日

YouTube:ピアノ演奏「いつも何度でも」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

2曲めに演奏したジブリ映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」の即興アレンジ演奏をお送りします。
映像はこちら

表現と共感ワークショップ終了

このワークショップでは、私個人のテーマとして「統合」というものがあった。
「統合」は今回にかぎらず、ここ何年か、ずっと意識していたことでもある。
京都の祇園でバンドマンとしてスタートしたピアノ演奏、ラジオ番組やオーディオブックの制作、朗読演出、小説執筆、音読療法、音楽瞑想、共感的コミュニーション、武術……一見バラバラで脈絡のないように見えるこれらのことが、たしかに自分のなかではひとつにつながっているという実感があるのだが、それを統一的に表現したり、人に伝えるのはなかなかむずかしかった。
それを今回、「表現と共感」というアプローチで統一的にあつかうことを試みてみた。

かんがえてみれば、自分がおこなってきたワークを完全に統合して、ひとつのワークショップとして開催するのは、これが初めてかもしれない。
ここには、一見バラバラに見えるものをひとつにつなげるものとして、自分につながりいまこの瞬間の自分自身に気づきつづけること、身体がまとまり運動状態にはいること、という方向性がある。

朗読するにせよ、文章を書くにせよ、音楽を演奏するにせよ、だれかとコミュニケートするにせよ、いまこの瞬間の自分自身につながり気づきつづけていること、自分のニーズにつながっていきいきとしていることが必要になってくる。
それができているとき、表現もコミュニケーションも存在そのものも、いきいきと動いている。
存在が「活態」となっている。
そこに目を向けたワークをおこなってみた。

立つこと、まとまること、呼吸と朗読という運動から身体を見て感じること。
活態で人といっしょに動いたり表現してみること、人の表現を受けとること。
活態で自分が受け取っているものを観察し、キャッチし、さらに表現してみること(ことばや文章で)。
活態のなかで自分自身に共感し、ニーズにつながり、そしてまた人にも共感し、ニーズにつながるお手伝いを試みること。
そういったワークをさまざまに試みてみた一日となった。

予想していたことではあるけれど、時間はいくらあっても足りない感じだった。
それはそうだろう、ひとつひとつのワークが何年もかけてつちかってきたものの集大成であり、初めて経験する受講者にとってはそれはほんの入口にすぎないものだから。

またやれるといいな。
国立でなくても、何人か受講者が集まれば出張ワークをやるので、気軽にご相談ください。

2017年8月25日金曜日

子ども共感教室を初開催した

世田谷在住時代の友人の小浜 華子さんが世話人となって、代田区民センターの和室で「子ども共感教室」を開催した。
初の試みだった。
四組の親子が参加してくれたのだが、子どもは全員、小学校低学年。一年生と二年生。

子どものための護身術としてのコミュニケーションスキルを練習してみる、という目的があって、アイディアはいろいろあったのだが、なにしろ2時間という限られた時間だったので、いくつかに限定してやらせてもらった。

まずは感情を振りかえってみるワーク。
親も子もいっしょに、最近とっても楽しかったことと、最近ちょっと辛かったことを思いだしてもらい、それを絵でも文章でもいいので表現してもらう。
子どもたちはホワイトボードに絵を描いたり、ノートに描いたりと、のびのび。

表現してもらったあとは、そのことについてちょっと説明してもらって、私は共感を試みる。
子どもは大人にくらべれば自分を表現するための語彙が少ないので、こちらからのちょっとした手助けがあると自分につながりやすくなる。
大人にたいしては、いつも共感カフェでおこなっているような自己共感のお手伝い。

後半は自分と、物語の登場人物の感情を推理する練習。
朗読家の野々宮卯妙がサポート参加してくれていたので、彼女に宮沢賢治の「車」という話を読んでもらう。
これは私も読んだことがない物語だったのだが、なかなか興味深い小説だった。
そして感情についても意外な展開があって、ワークにはぴったりだった。

お話を聞いたあとの自分の感情を、カードを使って拾ったり、物語のなかの登場人物の感情をみんなで推測してみたりした。
「車」の最後には主人公の気持ちが叙述されているのだが、それがなかなか意外なもので、みんなびっくり。
そして重要なのは、おなじ物語を読んでも、そして推測しても、みんなそれぞれ違う感情があるし、自分でも想像もつかない気持ちが人にはあるということ。

共感的コミュニケーションでは、人の感情に影響を受けることなく、自分は自分のニーズにつながっていきいきしていることを目指す。
相手の感情は、それがどんなに強い現れかたをしていたとしても、相手のニーズがその根っこにあるのであって、自分とは切りはなしておく必要がある。
その練習までは踏みこめなかったかもしれないが、もしこのワークを継続的にやるとしたらどちらに向かえばいいのか、明確にできてありがたかった。

参加してくれたみなさん、子どもたち、そして世話人の小浜さん、ありがとうございました。
近いうちにチャンスを見つけて、このつづきをぜひやりましょうね。

2017年8月24日木曜日

YouTube:ピアノ演奏「しゃぼん玉」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

冒頭で演奏した「しゃぼん玉」の即興アレンジ演奏をお送りします。
映像はこちら

2017年8月23日水曜日

YouTube:共感とはなにか、その実践

2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
「共感する」といいますが、実際にどんなことをすれば本当に共感することになるのか、共感でつながったときなにが起こるのか、共感のパワーについて話しています。

ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。
映像はこちら

共感的コミュニケーションに興味がある方は、こちらをご覧ください。

2017年8月22日火曜日

音読こくご塾2017が終了

音読療法と共感的コミュニケーション(NVC)をベースにした子ども向けのプログラム「音読こくご塾」を、毎年の夏休みに開催するようになって、今年は4年目となった。
今年はNVC仲間の栗山のぞみさんが世話人となって、三鷹の自宅で開催することになった。

音読こくご塾では、子どもたちにまず、呼吸法や音響ワーク、群読で身体感覚を開き、活性化してもらったあと、各自自分の好きな(あるいは必要な)作文に取り組んでもらう。
夏休みの宿題の読書感想文や作文に取り組む子もいれば、好き勝手に小説や詩を書く子もいる。
そこには強制や義務や決まりごとはなく、自由が保障されている。
やりたくなければ遊んだり、寝ていてもいいし、やりたければいくらでも書いていい。

そのような場ができたとき、子どもたちになにが起こるかというと、驚くほどの創造性の発揮が現れるということだ。
ここのところを大人はなかなか信用できなくて、放っておけず、あれこれ口出ししたり強制してしまうのだが、子どもたちが自発的になったときの創造性は、本当に目を見張るようなものがある。

子どもたちは自分のニーズにもとずいて、それぞれ創造性を発揮して、学びと成長のチャンスを作りだしているのだが、大人は自分たちや社会的な都合を子どもにあてはめようとして、成長を阻害する。
たとえば、期日までに夏休みの宿題を終えてほしい、とか、どうせ書くなら好き勝手な文章ではなく読書感想文を書いてほしい、といったようなことだ。
それはこちら・大人側のニーズであって、それを押しつけたところで子どもはいやいややるかもしれないけれどそこには学びや成長は少ない。
そしてこちらと子どもの関係性にも問題が生まれる。

大人は自分のニーズにきちんとつながって、それを子どもに伝えることはできるかもしれないけれど、子どものニーズも大切にしてやりたい。
お互いのニーズをともに満たす方法をいっしょにかんがえる関係でありたい。

中学一年の男子は、社会性をすでに身につけていて、親のニーズも学校の要求も、そして自分が困ることの理解もあって、計画どおり宿題をすませたいと決意していた。
こちらはそれを邪魔しないようにするだけだったが、それでも順調に進むのか、なにか自分の不本意なことを強要されるのではないかという不安やいらだちを抱えているようで、そこに共感して寄りそう必要がすこしあった。

小学生はただのびのびと、親や学校の意向など関係なく自分のやりたいように字を書いたり絵を描いたりに熱中していたが、私としては子どもがよその家に来てのびのびとすごせるような場づくりができたということ自体がお祝いだった。
とにかく子どもには安心してのびのびすごしてもらいたい。
そういう場で子どもはみずから学び、成長していくと思っている。
親が自分の思ったように学んでくれないとか、期日を守らないとか、学校の規則を遵守しないとか、いらいらすることがあるとしたら、それは親自身が自己共感して落ち着く必要がまずある。
親が自分のニーズにつながって落ち着いていたら、ひょっとして子どももこちらに耳を傾けてくれるかもしれない。

今年の音読こくご塾も、参加してくれたみなさん(とくに子どもたち)のおかげでたくさんのニーズを満たすことができて、とても幸せな気持ちで終えることができた。
場の提供と場づくりのサポートをしてくれたのぞみさんにも感謝。
みなさんに心からありがとう。

2017年8月21日月曜日

ヨットレースで身体が目覚めた

この春まで国立・春野亭でルームシェアしていたジョエルが、野尻湖でのヨットレースに誘ってくれたので、行ってきた。
ジョエルは野尻湖の国際村に親から受け継いだ別荘を持っていて、夏のあいだはボランティアでヨットを教えたり、別荘の手入れをすることに時間を費やしている。

誘ってくれたヨットレースはディンギー(小型の一人乗りか二人乗りのヨット)レースで、野尻湖を24周する耐久レースだ。
時間制限があって、24時間以内に24周できない場合は、そこで終わりになる。
その場合はたくさん周回した艇が勝ち、というルールだ。

レースは午前10時スタートだったが、ジョエルは別件の用事があって午後からしか参加できないというので、私も午後になって合流した。
午後3時半くらいに行ってみると、ジョエルはもうひとりのおじさんクルーと周回チェックの桟橋マークを通過しながら、もう一周したらクルーを交代してもらうといって、遠ざかっていった。
風はそこそこあって、1周するのに40分くらいしかかからない感じだった。

約40分後にジョエル艇(二人乗りのシカーラ)がもどってきて、いったん桟橋に着ける。
私は実は、右肘の調子が悪く、とてもヨットレースに出られる状態じゃないという判断を前日にしていて、装備はなにも持ってきていなかった。
この日の午前中に長野市のモンベルに行って、カヤック用のウェットシューズとグローブだけ買い、レインジャケットは知り合いに借りていた。

クルーの楠田さんと私が交代、ジョエルはそのままスキッパーで残り、いよいよ出発。
ディンギーレースに出るのは何年ぶりだろう。
ひょっとして数十年ぶりかもしれない。

知り合いは、私がひさしぶりにヨットに乗るというと、
「まだ乗れるの? 忘れたりしてない?」
など、懐疑的だったが、私にはまったく不安はなかった。
乗れるに決まってる。
そしてそのとおり、乗りこんだ瞬間にイメージどおり、かつてヨットに乗っていた感覚がバシッとよみがえってきて、身体はほぼ無意識に動きはじめていた。

ジブシートを引きこむ感覚。
ヒールをつぶすための体重移動。
クローズド、アビーム、ランニング、それぞれの走り方における感覚とジブセールの調整。
風を読む。
波を見る。
マークを確認する。
周辺の船や漂流物を見る。
変化する山並を観察する。
ハルが水を切る音の変化を聴く。
ジョエルの目配せに応じる。
時間を読む。

まるでいまあらためて自分の身体に生命が吹きこまれたような感覚がやってきて、全身が喜んでいる。
乗せてもらってよかった。

風がしだいに強まってきて、ジョエルも楽しそうだ。
先行艇を追いつめる。
後続艇を引きはなす。
かけひきが楽しい。

2周、3周するうち、風はさらに強まって、暗くなりはじめたころには雨が降りはじめた。
最初はしとしとだったのが、しだいに雨脚が強まり、18時をまわるころには豪雨、そして雷雨になった。
ほかの艇が桟橋にもどり、艇庫のほかに帰っていくようすが沖から確認できる。

ほとんど真っ暗ななか、我々も桟橋にもどった。
さすがにレースは中止となった。
しかし、十分に堪能させてもらった。
忘れていたものがまざまざと生きかえってくるのを体験させてもらった。
ありがとう、ジョエル。
また来年もかならず来るからね。

名古屋でのボイスセラピー講座、北陸帰省

昨日は名古屋市天白区の水野生惠さんのお宅(素敵な日本家屋)で、音読療法
・ボイスセラピー講座を開催しました。
生惠さんが呼びかけてくれた4人の方にボイスセラピーをお伝えしました。

自立した社会貢献の仕事としてやれるボイスセラピーであると同時に、自分自身のこころと身体のヘルスケアを自分で日常的におこなえる明快なスキルをお伝えできることが、私にはなによりの喜びでした。
参加してくれたみなさん、ありがとう。

昨夜のうちに名古屋から北陸の実家に移動。
今日は午前中から母の介護施設に行って、最近食があまり進んでいないという話を聞いているので、昼食介助をしながら、できるだけ話を聞いてみようと思っています。
こちら北陸は晴れて暑くなりそうです。

2017年8月17日木曜日

YouTube:非暴力コミュニケーションの核心「ニーズ」

2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
共感的コミュニケーションの核心はニーズにつながることだといっていいでしょう。
ニーズとは、その人が大切にしていること、必要なこと、価値観というような、人の内側にそのつど存在する抽象的なものです。

ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。
映像はこちら

共感的コミュニケーションに興味がある方は、こちらをご覧ください。

映画:リミットレス

2011年公開の合衆国映画。
監督はニール・バーガー。
私にはほとんど無名だけど、ほかには「ダイバージェント」を手がけている。
主演のブラッドリー・クーパーも、私にとっては見たことはある、という程度。
アカデミー賞に何度かノミネートされているらしいけど。

この映画、あらすじを読んで気になってはいたんだけど、ずっとスルーしていて、このまま自分ではまず観ることにはならなかったかもしれない。
が、最近、バカ映画や連続ドラマ情報を交換しあっている友だちの安納献から「これおもしろいよ」とすすめられて、ちょうどふたりとも時間があったのでいっしょに観てみた。

ある非合法の薬物によって、ふだんは脳の20パーセントしか使われていない人の脳が、活性化して、超アタマのいい人になってしまう、という話。
そもそも、脳が20パーセントしか使われていないなんて説は、完全な似非科学というか、ヨタ話なんだけど、まあそういうことを信じている人が多いので、この映画の前提としてのアイディアが成立しているという、まあバカ映画なんです。

そういうつもりで観たんだけど、映画自体はそこそこ楽しめた。
まったくダメダメの作家志望の男が、偶然、その薬物を手にいれることによって、いきなり超アタマのいい人になり、本は書きあげるわ、金融業界に彗星のごとくおどり出るわ、女にはモテまくりはじめるわ、しかしそのおかげでトラブルに巻きこまれていき、闇の世界と関わってシビアな状況に追いつめられていく、という、サスペンス映画としてはまずまずよくできている。

オスカーノミネート俳優だけあって、演技は安定していて、はらはらドキドキのストーリーを楽しませてくれる。
とくにダメ人間と、超アタマいい男の切り替えがおもしろく、エンタテインメントとしてそう悪くない仕上がりに貢献している。

そうそう、書きわすれるところだった。
この映画には重要な役どころとしてロバート・デ・ニーロも出演しているのだった。

2017年8月13日日曜日

約束を守ってもらいたいとき/守られなかったとき

水城ゼミメンバーやベーシックメンバーにお送りしているメルマガ「水城ゼミ通信」8月11日号に掲載した記事を、一部紹介します。

「約束を守ってもらいたいとき/守られなかったとき」

子どもは約束を守らない。
約束そっちのけで、毎日遊びほうけている。
お母さんはついに切れる。
「もう塾には行かせない。約束破ったんだから、当然でしょ」
子どもは悲しくて泣く。
お母さんも悲しくて泣く。

子どもと親の関係だけにかぎらず、こういうことは大人同士でもしょっちゅう起こっている。
なにか約束をする。
それが破られたとき、腹が立って、報復したり、罰を与えたりする。
あるいは、約束を守ってもらうために、あらかじめ罰則を設定したりする。

一方、共感的な世界では、このような手法は取らない。
約束をするとき、この約束によってお互いにどんなニーズを満たそうとしているのか、明示的に確認し、理解しあっておく。
もしその約束が守られなかったとき、報復や罰則をあたえるのではなく、自分と相手に共感し、どんなニーズがそこなわれたのか、そのニーズを満たすためにどんな方法があるのかを、あらためていっしょにかんがえる。

※ベーシックメンバーの詳細とお申し込みはこちらから。

※水城ゼミについてはこちらをご覧ください。

2017年8月9日水曜日

報告:平和のトーク&コンサート

2017年7月31日、月曜日。
ボーカルの鈴木重子さん、朗読の野々宮卯妙、ピアノの私・水城ゆうの三人によるトークとパフォーマンスのイベントが、盛況のうちに終了した。

このイベントは、10月に熱海で開催されるNVCの国際集中トレーニング合宿「IIT」に参加する方を資金的に支援するための、セルフファンディング支援企画のひとつとしておこなわれた。
重子さんと野々宮、私の三人はこの十年来、NVCでつながっていて、表現活動においてもNVCを大切にしている者同士だ。
そして今回は「平和」をキーワードとして、平和や反戦に関係することばや音を集めて、パフォーマンスを組みたてた。

フェイスブックのセルフファンディングのグループで呼びかけたら、お手伝いや参加者がたくさん集まってくれた。
とはいえ、国立の春野亭という、普通の家のリビングルームを会場としたホームコンサートのようなものなので、定員は詰めても15人くらい。

ということで、満席になってしまったのだが、リストの不備などで決めていた人数より多くなってしまい、結局20人くらいがリビングルームに詰めかけることになった。
まあしかし、実際には意外に空間に余裕があったり、配置を工夫したりして、さほど窮屈な思いをしていただかずにすんだのではないかと思う。

午後4時半開場、5時開演ということでスタートしたのだが、予約の方が時間までに揃わず、とりあえず私のピアノ演奏でつなぐ、つなぐ、つなぐ。
こういうとき、バンドマン出身の私は気楽なものなのである。
弾けといわれれば、いくらでも、なんでも弾くのだ。

10分くらい押して、あと数人お見えでない方もいらしたが、プログラムスタート。
平和や反戦の歌、小説、文章、そしてトークなど、ハプニングをまじえながらもなごやかに、来場のみなさんとコミュニケートしながら進んでいった。
私の作品も、「青い空、白い雲」という曲や、「祈る人」を3人で朗読と音楽のパフォーマンスとしておこなった。
どちらもひさしぶりな感じがしたが、「心に響いた」といってくれた方が何人もみいらして、うれしかった。

途中も涙する人、食いいるように集中して聴いている人、目を閉じてリラックスしている人、そして子どもの声もまじり、終了後にそのように感想をいう人もいたが、まさにこの空間が平和そのものの象徴、実現のように私も感じていた。

しかし、私自身はこの場所や時間がなにか特別なものという感じはなく、いつもいる場所、いつもおこなっていること、いつもつながっている人たちという、ごくあたりまえの感じのなかにいた。
つまり、これはあらためてとてもありがたく奇跡的なことですらあるのかもしれないが、私のいる場所はすでにそのようなつながりと安心に満ちたところになっている、ということだろう。
本当にありがたく、貴重なことなのだ。
このような場所をすこしでも広げていけたら、と思う。

この三人によるパフォーマンスは、9月にふたたびおこなわれる。
場所は小石川の浄土宗のお寺〈見樹院〉の本堂で、参加者ももう少し多く受け入れることができるはずだ。
9月8日午後4時からの「鈴木重子×野々宮卯妙×水城ゆう~平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション」をどうぞお楽しみに!
詳細と申し込みはこちらから。

YouTube:やりたいことだけやって生きていける?


2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
共感的コミュニケーションでは、「やりたいことだけやりなさい」「義務感からのおこないはいいことが起こらない」「喜びをもってできることをやりなさい」といいます。
しかし、現実としてそんなことができるんでしょうか。そんなふうに生きていくことはできるんでしょうか。
そういう話をしています。

ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。
映像はこちら

共感的コミュニケーションに興味がある方は、こちらをご覧ください。

2017年8月8日火曜日

身体の全体性が崩れる、貢献のチャンスをいただく

ここ数日、右肘の具合が絶不調。
原因はほぼわかっていて、しばらく休ませることと、痛める原因になっている習慣的な使い方をあらためていくしかないので、とりあえず薬局で肘サポーターを買ってきて、肘をいつも意識することを心がける。

すると、なにが起こるかというと、
「部分を意識することで身体全体の機能やバランスが著しく低下する」

とりあえず、肘を曲げてキーボードを打つことが負担のかかる感じがするので、肘を伸ばしたままキーを打てるように、iPadとMacBookをDuetというアプリでつないで、近くに置いたiPadの画面を見ながら、遠くに置いたMacBookのキーボードを打つ、という対処法を試しているところ。

今日は昼ごはんを作っていて、ゆで玉子をゆでた熱湯をうっかり右手にぶっかけてしまうという事故を起こしてしまった。
幸い、お湯が少なかったのと、一瞬だったのとで、大事にはいたらなかったが、右肘をかばっての左手での鍋操作ゆえの事故だった。
小さな事故ならまだしも、機能低下を無視していつものように行動していると、大事故につながりかねない。

ということで、行動を自重する。
と同時に、より深くいつもより自分の身体に注目しながら、マインドフルにすごすことを心がける。

昨夜は武蔵小杉での共感カフェ。
少人数だったが、とても深い対話ができて、しみじみしながら帰路についた。

今日は個人セッションというより、私との対話を時間をやりくりして来てくれた方がいて、お互いにいろいろなことを聞きあうことができて楽しく、そしてありがたい時間だった。

最近、いろいろな方からお声がけいただいて、出かける機会が多いのだけど、10月には私の大好きな雑草教室や雑草の本を書いておられるかわしまよう子さんの茅ヶ崎・草料理リトリートに、共感的コミュニケーションのお話会の案内人として呼んでいただいた。
お話会はもちろんだが、私自身は雑草のリトリートへの参加者として普通に楽しみだ。
ひさしぶりにスケッチブックを持っていこうかな。

2017年8月7日月曜日

YouTube:共感的コミュニケーション(NVC)の目的

2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
共感的コミュニケーションの目的とはなにか、学ぶことより学んだことを実際にやってみる、使ってみることの重要性など、話しています。
ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。

映像はこちら

共感的コミュニケーションに興味がある方は、こちらをご覧ください。

2017年8月4日金曜日

YouTube:共感的コミュニケーション(NVC)とは

2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
共感的コミュニケーションとはどういうものなのか、その基本的な考え方や原理について、概要を紹介しています。
ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。

映像はこちら

共感的コミュニケーションに興味がある方は、こちらをご覧ください。

自分のウェブサイトをプチリニューアル

私の公式ウェブサイトは現在「mizuki-u.com」だが、たまに「なにがどこにあるかわからない」という苦情が来る。
なので、そのつど、ハリボテ式に改良しているのだが、そうするとますますわけがわからなくなるという……

先日「レッスン/個人セッション」周辺をすこし整備してみた。
トップページを3枠くらい下げてみると、「レッスン/個人セッション」のページがあって、そこに「申し込み」ボタンを設置してみた。

ピアノやボーカルのレッスンなど、音楽のレッスンを受けたい人、ボイスコーチングや音声表現、マイク収録やリップノイズ対策、あるいは共感セッションを個人的に受けたい人は、こちらを利用していただきたい。
申し込みボタンからはフォームにリンクしていて、希望日時を第三希望まで選べるようになっている。

そして、よく聞かれるのは、「お金はどうやって払えばいいんですか?」ということなのだが、決済ページも作ってみた。

個人セッションは基本的にギフトとしておこなっていて、お金はいくらでもよく、後払いでもかまわなくて、場合によってはお金以外でも受け取る準備はあるのだが、それでは困るという人のために「基準額」というのを設定してあって、ひとコマ30分で5,000円になっている。
基準額を払いたい人はそのための定額決済ページがある。
また、ドネーションとして自分の払いたい額だけ払うという人のために、PayPalの「Donate」ボタンも設置してある。

お金以外の方法で、という方は直接相談してほしい。
いずれにしても、とりあえず個人セッションを受けて、あとで都合のいいときに都合のいい額を払ってください、という気楽なシステムなので、それこそ気楽に受けてもらいたい。
私のこれまで生きて獲得してきた知見や経験がだれかの役に立つことが、私のこの上ない喜びなのだ。

2017年8月2日水曜日

YouTube:ドイツで活躍中の音読トレーナー・遠藤なおみさん

ドイツのフライブルク市在住で、音読トレーナーの資格取得者の遠藤なおみさんが、日本に一時帰国したので、お話をうかがいました。
なおみさんは仙台市出身ですが、現在はフライブルクでご家族といっしょに生活しながら、フライブルク市の高齢者介護施設を中心に、音読療法と歌でケアワークをつづけておられます。

映像はこちら

音読療法に興味がある方は、こちらをご覧ください。

2017年7月30日日曜日

豊田から名古屋へ、心豊かな時間

今朝は豊田の宿を車で出て、近所のモスバーガーで朝コーヒーを飲もうとはいったら、そこのアルバイトだか従業員だかオーナーだかわかんないけど、女性の方がやたら人なつこくて、楽しく安心した気分でMacBookを出して諸連絡などしていたら、小林さんから渡し忘れた交通費を渡しに来てくれるという連絡がはいって、やがて小林さやかちゃんとおかあさんの希依子さんがやってきた。
ふたりはこのあと、そのまま、半田市の新美南吉記念館まで生誕祭のためのイベントに語りをしに行くとのことだった。
私はまだ行ったことがないので、行ってみたいというと、来年の新美南吉記念館での生誕祭は小林さやかちゃんが連れていってくれるというので、大変うれしい気持ちになって、いまからわくわくしている。

そのあと、ヤスミンのところに行って(豊田からびっくりするほど近かった)、打ち合わせというか、雑談というか、お互いの興味がおもむくまま遊んできた。
とっても素敵な民家スペースで、居心地がいいのだ。
来月はこちらでボイスセラピー講座をやらせてもらうことになっている。
名古屋近辺の方で興味がある方は、ご連絡ください、案内します。

地図を見たら、榊原忠美氏の自宅もかなり近いみたいなので、連絡したら、昼メシ食おうということになって、待ち合わせ。
近くのイタ飯屋でスパゲティを食べながら、ひさしぶりにたくらみ話をたんまりと。
福井と行ったり来たりしてるなら、ちょくちょく立ちよってメシだけでもいいから声かけなよ、そんな雑談みたいなものからなにかおもしろいものが生まれてくるんだからさ、と珍しく積極的に要望されて、うれしかったな。

ときには丸一年以上も会わないことがあるような友人だけど、気を許せる友人がそこにいてくれるということがどれほど豊かなことなのか、あらためて実感した。

明日は鈴木重子さんと野々宮卯妙との「平和のトーク&コンサート」を国立でおこなうが、おかげさまで満員御礼となった。
ありがとうございます。
明日、みなさんにお会いするのが楽しみだ。

2017年7月28日金曜日

大人と子どもとプレーリーダーに共感を

明日は愛知県豊田市まで行って、ゆめぱレットのみなさんとリハーサルとレッスンをおこなってきます。
ゆめぱレットというのは、私が長年サポートしている語人(ストーリーテラー)小林さやかちゃんが属しているグループで、11月にさやかちゃんがおこなう「おかあさん」をテーマにしたコンサートに協力します。
私も演奏などのサポートで参加することになっていて、そのちょっと早めのリハーサルのために行くのです。

その前の時間に、ゆめぱレットを応援している大人の方たちで市民活動をしているみなさんに、共感的コミュニケーションを伝えるべく、3時間くらいの共感カフェをおこないます。
さやかちゃんのお母さんの希依子さんが世話人をやってくれていて、希依子さんはこのために、あらかじめ先日鈴鹿でおこなった共感カフェにお仲間の方といっしょに来てくれたのです。

明日の共感カフェは定員に達してにぎやかになりそうですが、なにか少しでもお役に立てたらいいなと思っています。
もちろん、そのあとのリハーサルとレッスンも。

翌日曜日はとくに予定はなく、東京にもどるだけなので、なにかニーズがある方は気楽にお声がけください。
ただ顔を見たい、というだけでもうれしいです。

8月にはいると、お盆のころに、小学生を対象にした共感教室をおこなうことになっています。
最終的な日時や場所は未定ですが、内容はだいたい決まっています。
「護身術としてのコミュニケーションスキル」というテーマで、子どもたちが現代社会のなかで自分を守るための方法をゲットしてもらうことが目的です。
こちらもなにかお役に立てるといいんだけど。

9月には子どもの自主性を大事にする遊び場「プレーパーク」のプレーリーダーたちを対象に、共感的コミュニケーションの勉強会をおこないます。
世田谷区のプレーリーダーたちで、世田谷の羽根木公園は全国にあるプレーパークの発祥の地なのです。
共感的コミュニケーション導入の先駆けとなってくれると、さらにうれしいですね。

平和と共感の週間

8月は戦争や平和について思いが触れる機会が多いですね。
私のところでもコンサートと、共感カフェ/共感サロンがつづきます。
みなさんとどこかでお会いできるとうれしいです。
今夜も共感サロンの開催予定ですが、いまのところ参加者がいません。
ドタ参歓迎なので、都合のつく方はどうぞ。

月曜日、平日ではありますが、夕方5時から、歌手の鈴木重子と朗読家の野々宮卯妙、そして私・水城ゆうのトリオによる平和のトーク&コンサートを国立・春野亭で開催します。
あと数名分のお席があります。

平和のトーク&コンサート企画@国立(7.31)

共感サロンは8月中に6回のチャンスがあります。
8月1(火)19時半/5(土)18時/7(月)11時/15(火)19時半/18(金)19時半/27(日)16時、いずれも約2時間。
オンラインでも参加できます。

8月開催:水城ゆう共感サロン(8.1)

世田谷区東松原在住で自宅をイベントに開いている星寿美さんが主催してくれている共感カフェです。

寿美ちゃんち共感カフェ@東松原(8.3)

下北沢〈かまいキッチン〉での共感カフェの今回の担当は野々宮卯妙です。

かまいキッチン共感カフェ@下北沢(8.3)

隔月で開催している三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉での共感的コミュニケーション・ワークショップは、朗読と音楽のミニライブ付きです。

カフェ・オハナ(三軒茶屋)で共感的コミュニケーション(8.4)

いまの時代こそ表現の根本である「ことば」が重要であり、私たちは自分自身を語ることばを獲得する必要があります。
それを模索するワークショップを8月5日(土)に国立およびオンラインで6時間にわたって、じっくりとおこないます。

自分とつながるテキストライティングWS(8.5)

上記のテキストライティングWSを受けて、テキストで自分自身につながり伝えるための定期的な勉強会をおこなっています。
8月の開催は6(日)/13(日)/27(日)、いずれも19時より約1時間半程度です。

8月開催:身体文章塾(8.6)

川崎市・武蔵小杉在住の高橋喜宣さんが主催している共感的コミュニケーションの勉強会です。
「こすぎの大学」のおしゃべり部のみなさんが中心になって開催されていますが、メンバーでなくても参加できます。

こすぎの大学共感サロン(8.7)

2017年7月24日月曜日

Netflixで映画と連続ドラマを観る

映画は最初に映画館で封切られて、その後二番館、三番館へ流れて安価で観る、というのがかつての流れだった。
学生時代の私も、京都で祇園会館や京一会館などで、半年遅れくらいの三本立てを利用していたものだ。

その後、レンタルビデオ店が普及して、それもビデオテープからDVDへと主流が移った。

いままたDVDからオンラインでのレンタル、さらにストリーミング配信へと移り、新作映画も数か月で自宅にいながらにして好きな時間に好きなようなスタイルで観られるようになった。

オンラインで映画をダウンロードしたり、ストリーミングで見たりする方法はかなり充実してきていて、いろんなサービスがある。
競合サービスがしのぎをけずっている観がある。

iTunes Store で映画のレンタルとダウンロードがスタートしたのは2010年のことで、これでずいぶんオンラインで映画を見やすくなった。
その後、さまざまなサービスが次々とあらわれてきたが、Huluは割合先行していた。
私も一時、利用していた。

これは月額いくらの定額サービス方式で、毎月1,000円くらい払えば提供されている作品は見放題というものだ。
これが当たったのか、次々と似たようなサービスが出てきた。
なかでも強豪はアマゾンで、定額サービスもあるけれど、プライム会員だと追加料金なしに見放題、というサービスがスタートした。

iTunes Store、Hulu、アマゾンプライム、これらでだいたいのメジャー作品はカバーできる感じになった。
それに加えてありがたいのは、UPLINKが「UPLINK Cloud」という、これは定額ではなくて一本いくらだが、大手がカバーしていないマイナー作品を中心に配信をはじめたりしている。

そしていま、もっとも巨大なサービスにのしあがってきたのが、Netflixだ。
ここは既存の映画やテレビドラマを揃えているのはもちろんだが、加えてオリジナル作品に力を入れている。
巨額の投資がおこなわれているようで、どの作品も見応えがある。
とくにテレビドラマシリーズは、映画なみのクオリティのものが毎回作られていて、それが20話とかで1シーズンになっているものだから、ハマるとかなりおそろしいことになる。

おそろしさを体験してみたくて、というわけではないが、友人のすすめがあって「サバイバー 宿命の大統領」のシーズン1、全21話を通して見てみた。

いやー、ハマる、ハマる。
脚本、演出、映像、俳優、すべてのクオリティが高く、見始めるとなかなか目を離せない。
かつて映画界に集まっていた才能が、いまやNetflixやアマゾンのネットコンテンツに結集しているんじゃないだろうか。
映像エンタテインメントの世界が大きく様変わりをしはじめている。

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