2017年2月23日木曜日

映画:ダブル・ジョパディー

1999年公開の合衆国とカナダの合作映画。
監督はブルース・ベレスフォードというオーストラリア出身の人。
予断かもしれないけれど、オーストラリア出身と聞くと、なんとなくこの映画全体をおおっているちょっとダサい(失礼!)空気感が説明できるような気がしてしまいます。

主演はアシュレイ・ジャッド。
この映画以外にも「コレクター」「ハイ・クライムズ」などでも主演をはった有名女優ですね。
しかし、これも私の個人的な印象かもしれませんが、なんとなく「小粒」な感じがするんですよね。
いや、いいんですよ、なにも主演女優の全員が「大物」な感じじゃなきゃいけないわけじゃないんで。
美しい方ですしね。

お話は、アシュレイ・ジャッド演じるなに不自由ない人からうらやまれるような生活を送っている女性が、ある日夫殺しの罪をかぶせられて、愛する息子とも引きはなされ、投獄生活を送るはめになってしまう、そこから息子をどうやって取りもどし、復讐をはたしていくか、というものです。
ヨットでセーリングするのが大好きで、それを夫からプレゼントされます。
息子を友人に預け、夫婦ラブラブモードでセーリングに出かけるも、目がさめたら船内は血だらけになっていて、夫の姿はない、そして自分は夫殺害容疑で逮捕され、有罪判決を受けてしまう、というちょっとショッキングな話です。

獄中ではふたたび息子に会える日のことだけを念じていますが、囚人仲間の協力で事件の真相をさぐりあてます。
そしてなんと、死んだはずの夫が生きていて、しかも自分の息子や親友とのうのうと暮らしていることを知るわけです。

夫への復讐が後半のストーリーとなっているわけですが、映画のタイトルはそれにからんでいます。

夫役はブルース・グリーンウッド。
顔を見ればだれもが「ああこの人ね」とわかる有名俳優ですが、こちらもなんとなく「小粒」な印象があるのは私の偏見でしょうか。
一方、対照的に個性的な役柄でトミー・リー・ジョーンズが登場します。
さすがの存在感といっていいでしょう。
くそにくたらしい役柄ですが(最後は味方=善玉になります)。

1999年といえばまだたったの18年前でしかないんですが、どことなく古くささというか、全盛期をすぎたハリウッド臭がただよっているのは、どういうことでしょうね。
気になる人は見てみて、私のいってることを確かめてみてください。

水城ゆう音楽レッスン@世田谷東北沢(2.26)
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